宅建とは?

1-2 宅建とは?

宅建ってなに?

「宅建(たっけん)」は、正式には「宅地建物取引士(たくちたてものとりひきし)」という国家資格のことです。不動産業界でとても重要な資格で「不動産のプロ」として働くためのスタートラインとも言えます。

宅建士ならではの業務があるから、活躍の場が一気に広がる!

宅建士の役割

  • 1

    契約前に重要事項説明書の説明

  • 2

    重要事項説明書や37条書面への記名

  • 3

    トラブル防止のアドバイス提供

宅建士の設置義務

1事務所において従業員5人につき1名以上の宅建士を配置することが義務付けられている

5人のアイコンのうち1人が宅建士として強調されている図

宅建士は、不動産取引を安心して進められるよう
お客様をサポートする大事な役目を持っているのじゃ!

不動産取引における宅建士の役割を示す図。通常の従業員は物件紹介や接客対応を行うのに対し、宅建士は重要事項説明書への記名と入居希望者への重要事項説明(物件の所有者、法令上の制限、広さ、状態、取引条件等の説明)を行う独占業務を担当する。

宅建試験の4つの科目

  • 権利関係

    指さしアイコン

    ただ覚えるだけでは通用せず、理解力が求められる分野!

  • 法令上の制限

    天秤アイコン

    専門用語が多く登場するので、正しい意味をしっかり押さえることが重要!

  • 宅建業法

    住宅アイコン

    他の分野に比べて難易度は低めで問題数が多く、得点源になりやすい!

  • 税法・その他

    税金アイコン

    過去問を解いて出題パターンを掴むのが合格への近道!

試験は原則として毎年10月の第3日曜日に実施され、全50問の四肢択一マークシート形式です。試験時間は2時間で、宅地建物取引業法、権利関係(民法など)、法令上の制限、税法・その他の大きく4つの分野から出題されます。中でも宅地建物取引業法は全体の約4割を占め、かつ比較的得点しやすいため、合格の鍵を握る重要科目といえるでしょう。

数字で見る宅建試験の「今」

項目 リアルデータ(令和6年度)
受験者数 約24万人
合格者数 約4.5万人
合格率 18.6%(約6人に1人!)
合格点 37点(50点満点中)

※登録講習を受講すると5問免除になります。

※宅建業に従事している必要があります。

※5問免除対象者の試験時間は1時間50分になるのが通例です。

登録講習を受講すると宅建試験の50問から5問が免除され、実際の試験問題数が45問になることを示す図解